富士通が環境負荷管理をライン単位に、四半期ごとに目標設定
環境対策が進むにつれて工場単位の管理では大幅な改善が困難なため、より細かく
管理する。ライン単位で四半期ごとに省エネ・省資源の目標を設定、達成度を確認し、
改善点を洗いだす。2003年度中にグループの全製造拠点で開始する。
環境改善の進み具合は自己採点。法令順守、環境保全、省エネ、省資源、再資源化
などの視点から17項目の目標を設定。
(コメント:製造業は今後、より細かくデータ計測、改善による省エネが行われる)
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ダイキンが気象予測をもとにビルの電力需要を予測制御で1割削減
全国2ヶ所の遠隔監視センターで顧客ビルの空調監視を実施してる。新開発したシステムは
監視センターに設置し、日本気象協会からの気象予測データをもとに各ビルごとに室温や
体感温度などを予測する。予測した室温に対して空調機の最大出力、設定温度、台数
などの最適な制御方法を導き出し、ビルの管理装置に指示を送り使用電力を抑える。
最低でも7〜8%の電力削減効果が期待できる。サービス料金は中・大型ビルで年間40万円
程度の見込み。
(コメント:気象予測データによる空調機の予測制御は新しい考え方で面白い。省エネ効果?)
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大林組が空調負荷軽減するビル用窓を開発。最大32%省エネ
ダブルスキンとエアーフローウィンドウ機能を選択でき、夏と冬で外気を取り込む方法を切り替え、
空調効率を上げるビル用窓を新日軽、旭硝子と共同開発した。
夏は外側の窓の下にある開口部から外気を取り入れ、暖められた空気が上昇して上部に
ある開口部から逃がすことで室内への熱負荷を減らす。一方冬は室内側の窓の下にある
開口部から室内の冷えた空気を取り込み、ガラスの間を通して天井裏のダクトに強制的に
移動させ、冷えた空気だけを暖め暖房効率を上げる。空調に使うエネルギーを年間最大32%
軽減できる。
(コメント:新築やリニューアル時に有効。窓からの熱負荷を減らす省エネ方法は効果が大きい)
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エイコーシステムズが民事再生法の手続きを申請
三洋クレジットの子会社でコージェネシステムの製造販売を手がけてきたが、重油取引
で約52億円の債権未回収の恐れが出た。営業は継続する。
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