三菱電機ビルテクノが低コストビルエネルギー管理効率化システムを販売開始
現状のBEMSはまだまだ高コストであることを踏まえ、既設のBAS(ビルオートメーションシステム)のエネルギー計測ゲータを流用することで低コストを実現した。
エネルギー管理指定工場の約5割にBASが導入されているため、新たな計測器などの設置が最小限に抑制できる。現有人材と低価格システムの組み合わせでエネルギー管理を行いたいニーズに対応した。
システム価格:1万m2の事務所ビルで約500万円(管理サーバ、エコサーバ、電力計測ユニット4台、パルス変換器、工事含む。
(コメント:どれだけ既設の計測器を利用できるかによるが、低価格化には有効。)
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低コスト型の中小規模ビル向け中央監視システムを開発 ― きんでん
きんでんは、中小規模ビル向けの中央監視システム「SiMo(シーモ)」を開発、発売した。必要なものだけに機能を限定し、他社製品より3―4割価格を下げた。一般的に広まっている表計算ソフト「エクセル」形式の表で利用者自らが管理対象機器の追加などの設定を変更できる。最近、大規模ビルだけでなく中小規模のビルでも、省エネルギー意識の向上などからビル・オートメーション・システム(BAS)の需要が高まっていると判断した。子会社を販売窓口に年間30セットの納入をめざす。
(コメント:BAS,BEMSはまだまだ低価格化、小規模化が進むと見られる。)
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東光精機が家庭や工場の省エネ計測システムを開発
家庭用の「省エネナビ」は分電盤内に電流センサーを設置し、本体を室内のコンセントに接続すると測定した数値が本体に表示される。月別や時間帯別、曜日別などの電気使用量や目標と実績との比較などを液晶画面に表示できる。無線方式:35,000円、有線方式:30,000円。工場向けの「省エネロガー」は分電盤内に計測機能とデータ蓄積機能を組み込んだ基板を取り付け、構内LANを通じてセンターのパソコンでデータの推移を閲覧する電気10回路、ガス、水道、灯油などの使用量も測定できる。本体価格10万円
(コメント:工場向けは計測点数の拡張性がどこまであるかがポイント。)
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電磁式の温水蒸気発生器を開発−協同電磁機工業
低周波電磁誘導加熱装置を使っgて洗浄用の温水やスチームを作りだす。電気ヒータに比べ、常温の水を温水にするためのエネルギーは1/3で済む。油汚れなどを効率よく洗浄でき、ガスより安全性高いというメリットもある。
この技術を利用した「水冷式低周波電磁誘導加熱機」は射出成型機の金型の余熱時間を1/8、電気代を半分に
することができる。
(コメント:誘導加熱を利用したガスより効率の良いヒートポンプも開発されている。他でも利用できる可能性ありそう)
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岡村電産が新世代コンパクトセラミックメタルハライドランプを開発
「スーパークール95」はセラミック発光管を採用し、優れた演色性に加え発熱量を極限まで抑え、様々な商業スペースで利用可能である。従来比較では
@発熱量が1/5で直接触れても火傷の心配が無い。
A20Wでハロゲンランプ150Wの明るさを実現。超省エネ。
B食品別に三色の専用ランプ。ランプ寿命はハロゲンランプの3倍の6,000時間。
(コメント:省エネと長寿命化が実現でき店舗にとっては大変有効なランプ。)
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レドックスフロー電池を消防機器用電源に ― 関西電力など、商業ビルで実証試験
関西電力は、住友電気工業、竹中工務店と共同で消防機器用電源機能を持つレドックスフロー電池を試作し、梅田DTタワー(大阪市)に設置して実証試験を開始した。同電池は割安な夜間電力で充電し昼間に放電することで電力使用のピークをカットしコストを削減できる。今回の試験では定格を超える出力で比較的長時間運転できる特性を生かし、火災で停電した際の消防機器用電源機能を実証する。
定格出力・容量は負荷平準化運転時が120kW×1時間、消防用運転時が188kW×30分。
レドックスフロー電池は硫酸バナジウム溶液を電解液に用いた電池。関電と住友電工が共同開発した。負荷平準化、瞬時電圧低下補償、非常用電源の各機能をニーズに応じて組み合わせることができるほか、電解液タンクとセルを分離できるため設計の自由度が高い。コスト的には同じ充電式大型電池であるナトリウム硫黄電池や鉛電池と同等という。
これまでに実用、実証用合わせて国内外で11件の導入実績がある。
(コメント:電源バックアップ用の蓄電池を活用したピークカットは省エネにはならないが経費削減には有望。)
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