グリーンエナジーがキュービクル・タンク内蔵型コージェネを開発
新たに開発したコージェネ「GCパワーステーション」は出力150〜300kWのディーゼルエンジンで変圧器を強制冷却することで変圧器の効率を高めている。そのため変圧器は従来の2/3の設備容量で済む。コージェネを一体化することで投資額は4000万円程度で従来の2/3程度に納まる。光熱費が25%、年間500万円程度削減できる。
200〜300kW程度の比較的需要の小さい老人ホームや病院、健康ランドなどが主対象。
(コメント:コージェネは導入後の維持費がポイント。)
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イーキュービックが需要想定データ管理・提供サービスを検討開始
‘07年度から電力小売り自由化範囲を50kW未満の低圧需要家まで拡大するかどうかの検討が始まる。それに備えて電力小売事業者に対して、需要と供給の乖離を一定範囲に抑える「同時同量」を達成するための顧客の需要想定データを管理・情報提供する。このサービス提供のために顧客の需要データの収集を蓄積を行う。併せて低圧需要家に対する電力調達支援サービスにもつながる。
(コメント:チェーン店企業などの電力一括調達が今後検討されるだろう。)
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明電舎が電気保安装置の販売と電気保安情報提供サービスを開始
デジタルリレー技術を基に高圧受電用電気設備の絶縁状態や変圧器の温度などの監視監視を行う「絶縁監視装置」(TELEMOT)開発、販売を開始した。電気保安分野は電力自由化の一環として今秋以降にも自由化され新規参入が可能になる。「絶縁監視装置」のデータを中央で監視し、ウエッブ上で状態を確認できるサービスも提供可能。
(コメント:省エネと併せて設備を如何に確実に運転し続けるかも重要なサービス。)
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エネ庁が分散型電源導入支援事業を‘04年度より開始予定
コージェネや燃料電池など、電気・熱の供給が安定で、需要地に近く、送電線への負担が少ない電源の普及を後押しすることで、エネルギー安定供給基盤の確保をめざす。併せてCO2削減にもつなげる。来年度予算ではその他に高性能蓄熱空調やNAS電池導入補助などを通じたピーク需要抑制策も盛り込む予定。
(コメント:電力事故に備えて電力の分散化を進めることは重要)
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協和エクシオが微風でも発電可能な小型風力発電機を販売
早稲田大学が開発したダリウス・サポニウス併結型風力発電機「ハイブリッド・ウイングス」を実用化した。
プロペラ型に比べて風向の影響を受けない垂直軸型の発電システム。 強風時の過負荷対策としての速度コントロールも可能、騒音も抑えられる。500W〜20kW。工事費別で500万〜2000万円
(コメント:どの程度の微風まで発電可能かがカギ。)
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ユーキャンが回転型全熱交換器「ターボレックス」を開発
既存のタイプの熱交換効率が50〜60%と比べ、75〜80%という高い交換効率を達成。高純度のアルミシートを使用し、潜熱を交換するための吸着剤を化学的処理で生成固形したローターの回転により全熱交換をする。その他付帯設備、イニシャルコスト及び配管電気工事、ランニングコストの低減も図っている。
(コメント:エネルギーを無駄にしないための機器がもっと開発されることを期待。)
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東京ガス・三洋空調がCOP1.45の「超省エネ型ジェネリンク」を開発
コージェネから発生する排熱を吸収溶液の予熱使用のほかに再生器にも利用することで冷房効率を25%向上、部分負荷運転時には排熱を優先利用し、冷房負荷40%以下ではコージェネの排熱比例制御より燃料ガスを使用しない単純運転を可能にした。そのためガス削減率を従来の15%から25%に拡大した。352kW〜1758kW10機種
従来のジェネリンクの特徴の「省スペース化とイニシャルコストの低減」、「排熱利用による設計・施工の簡易化」も継承。
(コメント:商業ビル、事務所、病院、ホテルではジェネリンクがコージェネ導入時のポイント)
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中部電力と丸紅が米国製のスターリングエンジンを分散型電源の評価試験を開始
スターリングエンジンは理論上は熱効率が高く、低振動、低騒音といった特徴があるが、開発上の課題があり実用化に成功した例はなかったがSTMパワー社が開発した機種は
@排熱利用発電が可能
A出力は数十〜300kW
Bバイオマス燃料の利用が可能
などの特徴を持っている。
(コメント:低温排熱を有効利用できること有望な技術)
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日阪製作所が能力を2倍に高めた熱交換器を開発
溶接法の改良などで中核部品の伝熱板の伝熱面積を倍程度に拡大した。特殊なろうを塗り高温・真空状態で溶接するため、密閉度が高く、250℃の高温液体を通すことができる。主流の多管式に比べ機器全体の大きさを1/8と小型・低価格を実現した。価格は1万円強/m2。
(コメント:熱交換気の効率向上は基本技術として重要)
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米国シーシー・インターナショナル社が小型の排水処理システムを開発
家庭、ホテル、食品関連産業向けで、高度な耐久性を持つ。処理後の水質は米国環境保護局の基準に合致していて、悪臭、目詰まり、水質問題のない浄化槽の代替ともなる。汚水中に含まれる動物油や植物油の分解できる。
(コメント:環境問題として水質も重要な問題。)
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