松下電工が温湿度測定無線センサー「WR10」を発売
内蔵または、外付けの温湿度センサで測定したデータを特定小電力無線で送信する「子機」と受信する「親機」で構成。
指定間隔(10秒〜1時間)ごとに測定データを送信するセンサモードと親機からの操作で送信するロギングモードがある。
通信距離は100m、子機の電池寿命はセンサモード10分間隔送信で約3年。子機の記憶容量は16000データ。
(温湿度計)親機は最大64台の子機と接続可能。
「ニュースリリース」
(コメント:オープン価格だが、電池寿命3年、センサモード/ロギングモードは魅力的な性能。)
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東電系のイーズがヒートポンプの性能を簡単に測定する新手法を開発。
超音波流量計、電力計、熱電対、専用ソフトなどをケースに組み込み、冷媒流量を測定することにより、誤差10%以内で出力性能とエネルギー効率(COP)を現場で顧客に正確に示すことができる。作業時間は2時間程度。測定対象は2〜20馬力のEHP、GHP。
「電気新聞」
(コメント:現場で容易に性能を測定できることは診断に最適。)
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岡山大が低温廃熱をエアコンに利用できる新素材を開発
分子の表面に穴がある「収着剤」という高分子材料をつくった。水の分子を内部に取り込む能力は、乾燥剤のシリカゲルの2倍あり、水蒸気を含んだ空気を通すと水分吸収と同時に熱が発生、温度が上がった。水分を含まない40−80度の低温空気を通すと、内部の水分子が離れ、温度が下がった。工場などの低温の廃熱を使って空気を冷やすことができ、エアコンの冷媒に利用できる可能性がある。
「共同通信」
(コメント:デシカント空調の小型化につながる。新素材のコスト見通しがキー)
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松下電工が業界トップのスリム化、高静圧化「熱交換ユニット」を開発
06年4月施行予定の省エネ法により拡大が見込める中小ビル、店舗の省エネ換気向けに開発。大幅なコンパクト化と軽量化による設置性、施工性を実現。新開発の全熱交換素子と高効率シロッコファンの採用で機外静圧100パスカルを実現。
「ニュースリリース」
(コメント:密閉構造のビルが増えているので、高効率で小型の熱交換ユニットは重要な機器。)
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富士電機システムズが流体に応じて対応できるハイブリッド流量計発売
不透明な異物を含む液体の流量計測に適した「パルス・ドップラー法」と清浄な液体の計測に適した「伝播時間差法」を測定流体の状態に応じて自動切替えを行う。パルスドップラー法は流速分布より瞬時流量を算出することで従来方式の測定制度2〜3%に対し、0.5〜1%に改善。直管長が短い配管でも測定可能。クランプオンセンサーのため配管の切断や穴あけなどは不要。
「ニュースリリース」
(コメント:コンパクトで設置が容易な流量計が求められている。)
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産総研と日本板硝子、太陽熱エネルギー自動制御ガラスの共同研究を開始
気温によって自動的に太陽熱エネルギーの取り込みを制御し、夏には太陽熱が室内に入りにくく、冬には太陽熱が室内に入りやすくする省エネルギー型窓ガラス。
表面に酸化バナジウム化合物の薄膜を形成し、可視光の透過率をほぼ一定に保ち、温度によって光学的性質が変化する薄膜の特性を利用して、環境温度に応じて太陽熱の取得量を変化させる。
産総研では、これまで約10年間、作製法の開発、可視光透過率の改善、太陽熱の変化量の向上などの研究に取り組んできた結果、可視光透過率を最大60%にまで上げることができ、さらに10℃から68℃の温度範囲での太陽熱透過率の変化を、約60%から20%に制御できるサンプルの作成に成功した。今後3年以内に、住宅用窓ガラスとして使用されるサイズの太陽熱エネルギー自動制御ガラスの製品化をめざす。
「ニュースリリース」
(コメント:外部負荷の調節は空調負荷にとって効果が大きい。)
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■省エネ、環境政策、動向
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山善は省エネ機器の販売をCO2削減量を換算し、買取・マイレ−ジ換算
炭酸ガス1万トン削減作戦として一般家庭のエネルギー消費の約1/3を占める給湯分野における省エネ推進が目的。
エコキュート、IHクッキング、太陽光発電などが対象。販売量をCO2換算し(エコキュート1台のCO2削減量は500kg)、1kgあたり10円で買取(エコパーチャイエス)。1kgあたり0.233マイルに換算し、植林などの地球環境温暖化防止につながる研修旅行に招待(エコマイレージ)。の2種類を用意
「電気新聞」
(コメント:環境問題をうまく事業に生かした良い事例。このような工夫がますます求められる。)
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山口県周南市は節電家庭に支援金を支給する「市民節電所」事業を開始
2010年までに家庭用エネルギーの消費量を2000年度比で9%減らす目標。この事業で各家庭が自主的に温暖化対策に取り組むことを促す狙い。支援金計算の対象期間は7月から4ヶ月間。10世帯で1グループとして参加可能。各家庭の当月と1年前の電気使用量を比較し、その削減割合で支援金を決める。各世帯の削減割合が4%以上、6%未満の場合は50円、6%以上12%未満なら100円。12%以上は1200円。支援金の使途は環境保全目的か参加事業グループの活動資金に限定。
「日経産業新聞」
(コメント:継続性がポイント。)
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国交省がエコアイスの冷房熱源用に北海道の氷の利用を検討開始
北海道と首都圏間の物流では「復荷」が確保できない課題がある。この輸送余力の活用として「雪氷輸送物流システム」の大規模実証を12月から開始する。まず、輸送に備えた製氷と貯蔵の実証を行う。06年度には東京臨海部まで輸送し、既存エコアイスへの利用試験を行う予定。
「電気新聞」
(コメント:輸送、貯蔵エネルギー<氷のエネルギーバランスは取れるのかな?)
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展示会、講演会
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1.エネルギーソリューション&蓄熱フェア‘05 https://www.tepco.co.jp
省エネ性・快適性・利便性に優れた電化機器・システムの最新情報を家庭向け、業務用施設向けにご紹介。
環境、エネルギー関連セミナー開催。
・開催日 : 2005年 7月27日(水)〜7月29日(金)
・場所 : 東京ビッグサイト
・主催 : 東京電力(株)/(財)ヒートポンプ・蓄熱センター/電気事業連合会
・入場料 : 無料
・問合せ先 : エネルギーソリューション&蓄熱フェア事務局
Tel :03-5220-3579 Fax :03-3212-2258
2.ワイヤレスジャパン2005 https://www.ric.co.jp/expo/wj2005/
ワイヤレス&モバイルネットワークに関する技術とサービスが集結。ユビキタス社会の情報基盤を紹介
同時開催:ubit 第2回次世代ワイヤレス技術展
・開催日 : 2005年 7月13日(水)〜7月15日(金)
・場所 : 東京ビッグサイト
・主催 : (株)リックテレコム/共催:E.J.クラウス&アソシエート社
・入場料 : \2,000 事前登録者無料
・問合せ先 : E.J.クラウス&アソシエート日本支社
Tel :03-5212-7071 Fax :03-5212-6091
3.下水道展'05東京
下水道に関する設計・測量、管路資器材、土木・建設、機械・電気、維持管理等の最新の技術・機器を展示
・開催日 : 2005年 7月26日(火)〜7月29日(金)
・場所 : 東京ビッグサイト
・主催 : (社)日本下水道協会
・入場料 : 無料
・問合せ先 : (社)日本下水道協会総務部広報課
Tel :03-5200-0811 Fax :03-5200-0839
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