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 発行日 2005年10月30日版 

本年一年のご愛読ありがとうございました。新年もよろしく
VOL.049
発行:ネクチャードットコム E&Eプランニング事務局 
E-Mail eeplan@necture.co.jp

E&Eレポートを始めるにあたって 
 
省エネ、環境関連分野で平常収集している省エネ機器情報や業界情報を定期的に発信することで読者諸子と情報の共有化ができ、少しでも事業発展のお役に立てればと考えています。
限られた情報源ですのでご承知の情報も有るかとは存じますがその点はご了承ください。
記事内容やご要望、ご質問、詳細調査・コンサルティング依頼などがございましたらメールにてご遠慮なくお問い合わせ下さい。

平成14年秋 E&E編者

    ■省エネ、環境機器システム

 

JFEエンジニアリングが新冷媒利用の空調システム本格販売

NEDOと共同開発した「水和物スラリ」は、水の2〜3倍の冷熱量を持ち、水を使った通常のシステムに比べ、搬送ポンプ動力を50〜80%低減できる。また、蓄熱槽も大幅な小型化できる。自社ビルに導入した実績では、ビル全体の一次エネルギー使用比で、6月は25%、7月は42%を達成した。  「ニュースリリース」 

(コメント:大幅に流量を減らせるので省エネ効果は大きい。価格と安全性はどうか?) 

 

 

ファイア・アップが電磁波利用ボイラー燃焼効率向上装置を開発、4〜9%の省エネ

炭化水素系燃料の多くは、燃焼の過程で、最終的に低級炭化水素であるメタン構造(CH4)を経由して燃焼する。 メタン分子には、ある特定の波長域の電磁波放射エネルギーを吸収する性質があり、メタン分子の回転・振動が促進され、空気中の酸素分子との衝突エネルギーおよび衝突頻度を高めることになり、燃焼反応を促進させ、火炎温度を上昇させる。毎時2トン級の標準タイプで100万円。装着後は維持費用なども不要で、投資額も一日8時間以上稼働するボイラーなら二年半以内に回収できる計算
「ニュースリリース」

(コメント:燃料に電磁波を与える方式はユニーク。燃焼関連機器全般に利用できそう。)

 

 

アオキ住宅機材販売が輻射式天井冷房システムを開発

直径1.5cmの金属パイプを天井に等間隔に並べ、冷水を30m/分で流し、結露を発生させることで空気の冷却、除湿をする。結露水はパイプの真下に設置した樋で回収する。パイプの部分使用で室温を調節する。新築、リフォームのどちらでも設置可能。エアコンの半分以下の消費電力で冷房可能。施工費用は約2万円/m2 
「日刊工業新聞」             

(コメント:急速冷房は困難だが、省エネ効果は大きい。樋と結露水の処理がポイント。)   

 

 

中部電力と丸紅がスターリングエンジンの評価試験運転を開始

米国STMパワー社の出力55kWのスターリングエンジンは高圧水素を動作ガスとし、発電効率30%コンパクトで低騒音。外燃機関のため熱源は何でも良い。木質バイオマスなども燃料に活用でき、環境性に優れた小型分散型電源システムとしての可能性を持つ。早ければ07年にも国内で実用化が見込まれる。              
「ニュースリリース」                                 

(コメント:燃料が何でも良いのは利用価値が大きい。価格が課題。)                    

 

 

日本製紙と読売新聞が光が当たると臭いを分解する世界初の新聞紙を共同開発

主な特徴は、(1)優れた空気清浄効果?タバコ、汗、ペットの臭いなどさまざまな生活臭を分解する。(2)優れた印刷適性?輪転印刷機による高速印刷に対応可能し、インキの乗りも良く、印刷が美しく仕上がる。3.優れた耐久性?従来は光触媒反応により紙自体の品質も劣化したが、独自の技術により紙の劣化を低減することに成功した。
「ニュースリリース」

(コメント:つり広告や塗料が空気清浄効果を持てば環境改善に効果大)              

 

 

 

コムエイドがLANで遠隔監視できるCO2測定システムを発売

LAN経由で複数の居室のCO2濃度を遠隔監視できる低価格のシステムで、測定者の呼気の影響を受けずに、連続的に自動測定できる。CO2濃度の変化は、温度、湿度と共に、連続的なトレンドグラフとしてWebブラウザで見ることができ、設定濃度以上になった場合には警告を出すことができる。固体電解質方式CO2センサで低価格を実現。
「ニュースリリース」

(コメント:学校や病院といった施設の部屋ごとのCO2連続計測は有効かもしれない。)       

 

 

神戸製鋼と神鋼環境ソリューションが高効率蓄熱材による廃熱再利用技術を開発

従来の低温蓄熱材は酢酸ナトリウムが一般的だが、融点が58度と低く、廃熱の再利用が限られていた。蓄熱材に融点が119度と高い人工甘味料蓄熱材を活用することで90度以上の高温水を取り出せ、吸収式冷凍機と組み合わせることが可能になった。また、熱交換器を使用せず、熱媒油と新蓄熱材を直接接触させろことが可能になり、蓄熱装置を30%小型化できた。大量の廃熱を遠隔地に輸送が可能で、マンションや家庭への熱エネルギー供給も目指す。
「日経産業新聞」

(コメント:廃熱の回収、有効利用の仕組みができれば色々用途が考えられ、省エネが進む。)   

 

省エネ、環境政策、動向

 

(財)省エネルギーセンターが優良ESCO事業表彰制度を創設

優良なESCO事業の一層の普及促進を図るとともに、地球温暖化防止等に向けた環境保全・省エネルギーに貢献することを目的として、省エネルギー性や事業パフォーマンスに優れ、今後の健全なESCO事業の普及促進に資すると認められる導入事例を表彰する制度を創設。申請は、ESCO事業を導入した事業者とESCO事業者の共同申請。

 第1回 優良ESCO事業の募集。 
 受付:10月28日(金)から11月18日(金)まで

 https://www.eccj.or.jp/esco/award/index.html

 

展示会、講演会 

 

 1.「改正省エネ法」説明会

来年4月から施行される改正省エネについて、詳細説明会が全国で順次開催されます。
   ・開催日/場所  : 関東地区:11月 9日 13:00〜17:00 品川五反田「ゆうぽうと」
                近畿地区:11月17日      〃     大阪商工会議所国際会議ホール
    他地域の詳細日程とプログラムはホームページで確認ください。 
               https://www.eccj.or.jp/education/sympo2/05/index.html
    ・主催 :  (財)省エネルギーセンター
    ・入場料  :  無料, 事前予約
   ・問合せ先  :  (財)省エネルギーセンター 教育部
               TEL:03−5543−3182  

 2.メンテナンス・テクノショー https://www.jma.or.jp/MT/

同時開催:非破壊評価総合展2005、システムコントロールフェア2005、
INCHEM TOKYO2005(プラントショー、製造業環境・エネルギー対策展)
   ・開催日    :  2005年11月15日(火)〜11月18日(金)    
   ・場所     :  東京ビッグサイト   
    ・主催 :  (社) 日本能率協会。(社)日本プラントメンテナス協会
    ・入場料  : 事前予約無料
   ・問合せ先  : メンテナンス・テクノショー事務局
              TEL:03−3434−1391、MAIL:mt@convention.jma.or.jp

 3.ウエステック2005  https://www.wastec.gr,jpl


廃棄物処理・再資源化展/河川環境展2005、第6回農林水産環境展も開催 
   ・開催日    :  2005年11月29日(火)〜12月2日(金)    
   ・場所     :  幕張メッセ   
    ・主催 :  ウエステック実行委員会
   ・入場料  : 1000円 事前予約は無料
   ・問合せ先  : ウエステック実行委員会事務局 TEL:03−5565−0531 

 4.IPEX05(分散型エネルギーシステム総合展)

https://www.mesago-messefrankfurt.com/ipex/index.html
コージェネレーションシンポジウム05も開催 
   ・開催日    :  2005年11月30日(水)〜12月1日(木)    
   ・場所     :  幕張メッセ コンベンションホール   
    ・主催 :  IPEX実行委員会
   ・入場料  : 1000円
   ・問合せ先  : IPEX実行委員会連絡先: TEL:03-3262-8456

 5. LEDEX Japan 2005  https://www.ledex.jp/

日本で初めてのLED(発光ダイオード)専門イベント
   ・開催日    :  2005年11月30日(水)〜12月1日(木)    
   ・場所     : 明治記念館   
    ・主催 :  LEDEX Japan 実行委員会
   ・入場料  : 1000円 事前予約は無料
   ・問合せ先  :  LEDEX Japan 運営事務局 E-mail: info-ledex@medialive.jp


        

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