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 発行日 2005年11月30日版 

本年一年のご愛読ありがとうございました。新年もよろしく
VOL.050
発行:ネクチャードットコム E&Eプランニング事務局 
E-Mail eeplan@necture.co.jp

E&Eレポートを始めるにあたって 
 
省エネ、環境関連分野で平常収集している省エネ機器情報や業界情報を定期的に発信することで読者諸子と情報の共有化ができ、少しでも事業発展のお役に立てればと考えています。
限られた情報源ですのでご承知の情報も有るかとは存じますがその点はご了承ください。
記事内容やご要望、ご質問、詳細調査・コンサルティング依頼などがございましたらメールにてご遠慮なくお問い合わせ下さい。

平成14年秋 E&E編者

    ■省エネ、環境機器システム

 

沖電気が電力線通信利用の省電力システム「ESS」を開発、省エネビジネスに参入

コントローラ、温度計、赤外線センサー、光度計などで構成。照明、空調、冷蔵設備にセンンサーを取り付け、インターネットを通して管理センターでまとめ、オーナーや管理者に報告する。特別な工事を必要とせず、既存の電力線につなぐだけで使える。今後、流通業界などでCO2削減ニーズが高まると見ている。店舗の環境データをもとに、省エネコンサルなども行う予定。                 「日刊工業新聞」

(コメント:電力線通信利用の省エネシステムは始めて。コンビニ、スーパーの省エネが活発化。)  

 

 

リンナイがスターリングエンジン技術を用いた家庭用コージェネの共同開発を開始

オランダのエナテックマイクロコージェネ、米国のインフィアニと定型し、家庭用給湯・暖房組み込み用を開発する。天然ガスを使用。コンパクトで負荷追従性が良く、スターリングエンジン部分はメンテナンスフリーが可能といった特徴がある。エンジンの発電の能力は1kW。                  
 「ニュースリリース」

(コメント:ディセンコジャパンの3kWタイプは発電効率25%、総合効率90%。メンテナンスフリーは家庭用には有望) 

 

 

三菱電機エンジニアリングが無線利用電力監視システム「省ちゃんワイヤレス」開発

無線化により、複雑な配線工事が不要になり、平均的なシステムで工事費を約50%削減、工期で80%短縮できる。生産現場でのラインの頻繁な組み換えにも容易に対応できる。無線は短距離用(見通し:300m)と長距離用(見通し:1.2km)、通信速度51.9kbpsの二種類を用意。無線方式はスペクトラム拡散方式の特定省電力無線を採用。有線と無線の組み合わせシステムも可能。          「ニュースリリース」

(コメント:スペクトラム拡散方式の採用、短距離、長距離無線の品揃えは良いが価格はどうか?)

 

 

日立金属と日立産機が電力損失10%低減次世代型アモルファス変圧器を開発

材料の配合を工夫することで、従来のアモルファス材料に比べて電気抵抗を小さくすることに成功した。従来のアモルファス変圧器と同じサイズにした場合、製造コストを低減し、電磁鋼板の一般的な変圧器と同等価格を目指す。   
「電気新聞」

(コメント:アモルファス変圧器が安くなれば相当普及が見込める。)                 

 

 

京都市が環境省や京都大、プラントメーカーと家庭生ごみから水素ガス生成、        燃料電池発電の実証実験開始。

家庭から出る生ごみや、廃食用油から出る廃グリセリンをプラントで発酵させ、メタンを主体としたバイオガスを発生させる。さらにメタンを高温で水蒸気と反応させることで水素に変換し、燃料電池の燃料に使用する。 将来、1日60トンの家庭ごみを処理して水素にするプラントを設置。実際に水素による発電を行う。石油など化石燃料による火力発電の発電効率が30−50%なのに対し、水素による発電は40−60%といわれる。市は家庭ごみ3トンから、2世帯分の1カ月の電力分に相当する500−600立方メートルの水素ガスが生成できると予想。
「京都新聞」

(コメント:生ごみから水素を作るためのエネルギーも含めた総合効率はどうか?)       

 

 

米国ONSET社がセンサーの構成変更が容易なデータロガーシステムを開発

他社センサーも含め、スナップ式で容易に取り付けができる。AC電流・電圧実効値、有効電力、消費電力量、空気圧、パルス、ゲージ圧の測定、プラグインプレイ式の温度、湿度、その他環境測定用センサーも接続できる。メモリーは512kトで長時間のデータ収集が可能。外部電源による稼動も可能。最大15ch。ロガー本体は米国価格299ドル、電流・電圧実効値モジュールは90ドル。
「ニュースリリース」  
https://www.onsetcomp.com/Products/Product_Pages/flexsmart/flexsmart_system.html

(コメント:オンセット社の他のロガーからすると少し割高感。) 

オンセット社の小型ロガーのご購入をご希望の方はご一報ください。
https://www.onsetcomp.com/Whats_New/New_Products.html

 

省エネ、環境政策、動向

 

経済産業省が中小企業に対するCO2認証・補助事業を実施

中小企業の温暖化対策に対する意識を高め、エネルギー期限CO2削減を促進するために下記の3つの事業を実施。

スケジュール:11/30 CO2認証事業 申請締め切り

(1)省エネルギー設備導入補助金  補助率1/2 NEDO経由
(2)省エネルギー設備のCO2認証事業 第三者認証を実施
(3)CO2排出量取引実施事業                                                                                    「ニュースリリース」

(コメント: 将来、ESCO等の省エネについてもCO2削減については第三者認証が必要になるかも。)

 

 

資源エネ庁は風力発電の電力安定化対策用蓄電池の導入ガイドラインを作成予定

検討会を設置し、風況、運転制御方法、蓄電池の種類などを踏まえ、風力発電に蓄電池を設置する際の参考となる。最適な蓄電池容量を検討し、経済性の評価と蓄電池を併設する際の基本パターンなどを作成する。電力会社は「蓄電池枠」の募集を06年度中に開始する見込み。            「電気新聞」

(コメント:新エネルギー、分散化の普及に伴う電力品質安定化に蓄電池の役割は大きい。)

 

展示会、講演会 

 

 1.ウエステック2005  https://www.wastec.gr,jpl

   廃棄物処理・再資源化展/河川環境展2005、第6回農林水産環境展も開催
 
   ・開催日    :  2005年11月29日(火)〜12月2日(金)    
   ・場所     :  幕張メッセ   
    ・主催 :  ウエステック実行委員会
    ・入場料  : 1000円 事前予約は無料
   ・問合せ先  : ウエステック実行委員会事務局 TEL:03−5565−0531 

 2.IPEX05(分散型エネルギーシステム総合展)
                 https://www.mesago-messefrankfurt.com/ipex/index.html

    コージェネレーションシンポジウム05も開催 

   ・開催日    :  2005年11月30日(水)〜12月1日(木)    
   ・場所     :  幕張メッセ コンベンションホール   
    ・主催 :  IPEX実行委員会
    ・入場料  : 1000円
   ・問合せ先  : IPEX実行委員会連絡先: TEL:03-3262-8456

 3. LEDEX Japan 2005  https://www.ledex.jp/

      日本で初めてのLED(発光ダイオード)専門イベント

   ・開催日    :  2005年11月30日(水)〜12月1日(木)    
   ・場所     : 明治記念館   
    ・主催 :  LEDEX Japan 実行委員会
   ・入場料  : 1000円 事前予約は無料
   ・問合せ先  :  LEDEX Japan 運営事務局 E-mail: info-ledex@medialive.jp

 4.エコプロダクツ2005   http://eco-pro.com

   ・開催日    : 2005年12月15日(木)〜12月17日(土)    
   ・場所     :  東京ビッグサイト   
    ・主催 :(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構/(社)産業環境管理協会/日本経済新聞社
   ・入場料  : 無料
   ・問合せ先  : エコプロヅクツ事務局
              Tel :03-5255-2847 Fax :03-5255-2860

 

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