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 発行日 2006年1月27日版 

本年一年のご愛読ありがとうございました。新年もよろしく
VOL.052
発行:ネクチャードットコム E&Eプランニング事務局 
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E&Eレポートを始めるにあたって 
 
省エネ、環境関連分野で平常収集している省エネ機器情報や業界情報を定期的に発信することで読者諸子と情報の共有化ができ、少しでも事業発展のお役に立てればと考えています。
限られた情報源ですのでご承知の情報も有るかとは存じますがその点はご了承ください。
記事内容やご要望、ご質問、詳細調査・コンサルティング依頼などがございましたらメールにてご遠慮なくお問い合わせ下さい。

平成14年秋 E&E編者

    ■省エネ、環境機器システム

 

フミンがガラスに断熱剤噴霧式コーティング法を開発。

ガラスに酸化スズの熱線遮断フィルターをスプレーでコーティングする新技術を開発した。ガラスを曇らせることなく、曲面ガラスにも簡単に手早くコーティングできる。赤外線を約60%カット。夏は室内の温度を2〜5度下げる。紫外線も95%カットするため、日焼けを防ぐ。1平方メートルあたり1万円前後。  「毎日新聞」  

(コメント:均一なコーティングが曲面にもできれば用途は広がる。)  

 

 

大阪ガスとヤンマーが排熱を冷房利用の25kWガスエンジンコージェネを開発。

排熱回収温水温度を83℃まで高め、排熱投入型ガス吸収冷温水器「ジェネリンク」との組み合わせを実現した。エンジン燃焼室の構造最適化などにより発電効率を25kWクラスで世界最高の33.5%まで高めた。総合効率は84.5%を達成した。最大運転台数は8台まで可能。システム価格は798万円。  「ニュースリリース」

(コメント:小型でジェネリンクができ、総合効率が84.5%はいろいろ用途が広がる。)  

 

 

ヴァル研究所がCO2排出量の少ない交通機関経路検索サービス「C02駅すぱあと」を開発し、「チームマイナス6%」のホームページでサービス開始。

出発地と目的地を入力すると、鉄道や飛行機など交通機関ごとにCO2排出量の少ない経路順に表示する。自家用車を使った場合のCO2排出量も併せて示し、公共交通機関の使用を促す。CO2排出量は国交省の外郭団体の交通エコロジー・モビリティ財団の計算方法を使用。             「日経産業新聞」

 (コメント:CO2排出量を優先させた交通経路の選択は面白い。)         

 

 

ダイドー電子が高性能磁気特性の磁石を開発。省エネ、省スペースを実現

ネオジウムの含有量は、従来はプレス加工方法上30%必要だったが、最高特性の25%程度に減らすことに成功。ネオジウム系ラジアルリング磁石で最大エネルギー積は400kJ/m3。従来に比べサイズを2〜3割小型化できる。発熱ロスが少なく消費電力を10%削減できる。              「日経産業新聞」

 (コメント:素材からの省エネは機器自身の省エネになり、効果が大きい。) 

 

 

竹中工務店が改正省エネ法対応サービスを拡大、管理効率改善型ESCOへ。

さまざまな事業所向けに、新たに義務化される報告書の作成やエネルギー管理者育成支援を行う。サービスは施設管理体制の構築、管理標準策定、省エネ診断による課題抽出、中長期計画と施設整備計画の作成を支援する。さらに、設備投資やエネルギー消費分析、目標管理など具体的なエネルギー管理も行う。費用は半年100万円〜500万円程度。さらに、省エネ機器販売ではなく、運用やルール作りなどでエネルギー管理効率の改善を図る。   「電気新聞」

 (コメント:運用改善による省エネの提案をすることは重要なサービス。)  

 

■省エネ、環境政策、動向

 

NEDOが122億円分の温室効果ガス排出クレジット取得業務を一手に引き受け。

経産省と環境省がクレジット予算として国庫債務負担行為を計上した。そのため、契約後複数年にわたり発生するクレジットへの支払いが可能になる。06年度は約54億円を実際に支払う。NEDOは原則的に民間事業者などからクリーン開発メカニズム(CDM)や共同実施(JI)の案件を公募し、事業者の能力評価やクレジット価格の評価を行い、購入契約を交わす。                        「電気新聞」

(コメント:排出クレジット買取られると、さらにCDM、JIの開発が進みそう。手続きの簡素化がポイント)

 

 

省エネ法の改正に伴い、エネルギー管理士試験、資格も改正。

熱と電気の一体管理に伴いエネルギー管理士資格も一本化される。試験は、「課目T:エネルギー総合管理・法規」の試験が熱と電気共通になり、専門分野が選択となり、熱分野と電気分野に分かれる。注意点は、電気分野では「自動制御」と「情報処理」が合体し、必須科目になる。熱管理士、電気管理士のどちらかの資格所有者は暫定期間の5年以内に国家試験の「課目T:エネルギー総合管理・法規」に合格するか、特別講習を修了すれば新しい「エネルギー管理士」資格が得られる。ただし、過去の試験に合格していて、今後3年以内に資格申請をしないと合格は無効になるので注意。

 詳細はhttps://www.eccj.or.jp/mgr1/guide/pdf/051226.pdf を参照

 

 

NEDOが「エネルギー使用合理化技術戦略的開発」等のパンフレットをHPに掲載。

@「エネルギー使用合理化技術戦略的開発」                                       
  https://www.nedo.go.jp/kankobutsu/pamphlets/index.html#shouene

A「よくわかる!技術解説 新規テーマ」
  http://www1.infoc.nedo.go.jp/kaisetsu/index.html
(省エネセンターのパンフレットも全てHPに掲載されています。https://www.eccj.or.jp/pamphlet/index.html )

 

 

政府がCO2少ない電力を優先購入し、温暖化対策。

2004年度の省庁の排出量は、01年度より4・6%多い約201万トンで、「06年度までに7%削減」という政府目標の達成は現状では非常に難しい状況にある。過去は電力購入は価格重視だった。今後はCO2の排出が少ない電力の購入を優先する。各省庁が定める基準に達しない事業者は電力の競争入札に参加できなかなる。   「共同通信」 (コメント:各電力会社のCO2排出係数の精度や検証などが併せて必要。)    

■ 展示会、講演会 

 

1.ENEX2006 第30回地球環境とエネルギーの調和展 https://www.enex.info/index.html                             
   ・開催日    :  2006年2月1日(水)〜2月3日(金)
   ・場所     :  東京ビッグサイト   
    ・主催 :  (財)省エネルギーセンター
    ・入場料  : 無料
   ・問合せ先  :  ENEX展事務局  https://www.enex.info/index.html    
              Tel :03−5543−3013 Fax :03−5543−3887
             [大阪会場]
     開催日:2006年2月16日(木)〜2月18日(土)     場所  :インテックス大阪2号館
     

2.HVAC&R JAPAN2006 https://www.ics-inc.co.jp/hvacr/

   最新の業界動向、環境問題、省エネ、フロン回収への取り組み等紹介
   併設 第9回空調・衛生総合機材展(MACS 2006) https://www.prsnet.co.jp/macs/

空調・衛生設備機器および製品、空調・衛生配管関連加工機械・装置および周辺機器等のトレードショー
   ・開催日    :  2006年2月7日(火)〜2月10日(金)
   ・場所     :  東京ビッグサイト   
    ・主催 :  (社)日本冷凍空調工業会
    ・入場料  : 無料(登録制)
   ・問合せ先  : HVAC&R JAPAN事務局              
    Tel :03−3219−3562 Fax :03−3292−1813

 3.エネルギー合理化シンポジュウム 東京 https://www.enex.info/index.html

  全国で順次開催されます。                            
   ・開催日    :  2006年2月20日(月)
   ・場所     :  ゆうぽうと大崎   
    ・主催 :  (財)省エネルギーセンター
    ・入場料  :  無料(登録制)
   ・問合せ先  :  (財)省エネルギーセンター 教育部      
              Tel :03−5543−3182 Fax :03−5543−4120         

 

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