マンションブランドって? | 街の不動産屋体験記
トップ画像の騰落率は新築時と比しての価値が上がったのか、下がったのかです。
上がるマンションはやはりブランド力なんでしょうね。
マンションブランドも重要ですよね、
あくまで買う時のふところ次第の面もあって
自由に選べるわけには行きませんが。
しかしせめて名を知られた販売会社や建設メーカー、デベロッパーなら安心なことでもあります。
コンプライエンス意識の希薄な企業では、何かの時の情報発信もなかったり、
遅かったりとかでは頼りになりません。
管理会社がデベロッパー大手の系列ならいいのは日常の平穏時の安心だけでしょう。
1)災害時の対応
阪神大震災のような、建て直し危機に直面した時の対応力やふところの深い資金力。
また2015年から問題視され、国家レベルの問題にもなりましたね
2)建物基礎に関わる問題への対応
・「横浜のマンションのくい打ちのデータ偽造」
ほとんどのマンションにからむ建設業界の構造的課題、監理不十分な案件でしたね。
「パークシティLaLa横浜」という三井不動産レジデンシャル販売の
人気マンションが傾いていることが発覚した事件。
ビッグブランドでした。
・「東洋ゴム工業の免震ゴム偽装」
大丈夫なのかタワーマンション、南海トラフや首都直下型大地震にも大丈夫なのか。
東洋ゴム工業が2015年2月9日、偽装データの可能性が高いとして、国交省に「自主的に報告」。
3月13日には大臣認定の性能評価基準に適合しない製品の出荷先として、
55物件(うち、マンション25件)があることを公表。
マンション基礎に関わる大問題でした。
が、人のうわさも75日でしたっけ?
5月末になったいまは75日付近でホンマことわざ当たってる~
・阪神大震災の反省は
あのときも多くのマンションや戸建て住宅が倒壊しましたが、どの住宅メーカーが、
どのマンションデベロッパーがどんな工法の耐久性が高かったのかなどのまとめデータは
ほとんどわれわれの眼に触れないように、大きく公表されていません。
ツーバイフォーが強かったとかの風評的なものはありましたが・・
これを反省すると、消費者はやはり企業体力のあるマンションデベロッパーを選びます。
ブランド企業の存在価値は賠償能力(自己資金比率)ですかね。
2)景気変動への対応力
リーマンショックの時は、
株価暴落から銀行そろっての貸付絞込みや
自己資本比率などの確保に流れて、
借入比率の高かったデザイナーズマンションデベロッパーが倒産しました。
こんなときすでにマンション購入した消費者は、
今後のマンション管理や問題発生時の対応主体者がいなくなったので大変だったでしょう。
マンション価値も下がりますよね。
3)マンションブランドランキング
11月30日発売の週刊東洋経済12月5日号の特集『これからのマンション選び』は、その資産価値に注目。ビッグデータを活用した不動産情報サイト「住まいサーフィン」(運営:スタイルアクト)の協力を得て、マンションブランド、施工会社別のランキングを作成した。
とあります。
マンションブランドランキングは
1 アルス(東急不動産)
2 ザ・パークハウス(三菱地所レジデンス)
3 ブリリア(東京建物)
4 プラウド(野村不動産)
5 ブランズ(東急不動産)
6 リビオ(新日鉄興和不動産)
7 グランスイート(丸紅)
8 ナイス(ナイス)
9 パークホームズ(三井不動産レジデンシャル)
10 コスモ(コスモスイニシア)
関西では、見かけない企業も多いですね。
また
・マンション施工会社別ランキングは
1 大成建設
2 鹿島
3 竹中工務店
4 大林組
5 戸田建設
6 清水建設
7 錢高組
8 大豊建設
9 三井住友建設
10 前田建設工業
以上は首都圏や関東地域の情報です。関西地区ではことなりいますが、
芦屋市のものもまた報告しますね(つづく)