仲介手数料って|街の不動産屋体験記
マンションの購入は不動産会社などから提示されるネット物件やちらし物件からはじまりますよね。
不動産会社の担当者と一緒に候補物件の見学や売主さんとの価格や引渡し条件など多岐に亘った交渉をやってもらいます。
実際にマンション購入が決まった段階で、売主と買主間で売買契約書を取り交わします。
このときに売主さんには頭金を支払い、仲介不動産会社に仲介手数料を払いますね。
これって何?
1)仲介手数料の法的根拠
これは宅地建物取引業法によって決められています。
簡易計算ですぐ計算できます。・
仲介手数料=6万円+マンション物件の購買価格×3% です。
これは宅建業者が受け取ることの限度額ですよ。
いつもこの上限の手数料価格が正解なのではなく、買主または売主と業者間で交渉して決まるのです。
法的に業法上で許される最大限度がこの価格なんですよ。
2)仲介手数料の値引き交渉を
大手財閥系などでは、この価格を下げるというのはあまりないようですが、最近のスマートな不動産仲介企業では、この手数料を半額とか、30%オフなどが普通になってきているようです。
例)最近東証2部に上場された関西発の「株式会社ウィル」では、取引成立時期に応じて手数料が最大半額、また平日利用の家探しで手数料が30%OFFのサービスを実施されていますね。
インターネットでの広告や情報発信の進化で、新しいカタチで人気が出ている仲介業者さんが首都圏や関西圏を中心に多くなっています。
ぜひこの仲介手数料について、各社を比較してみてください。
なぜなら物件は複数の仲介業者が取り扱っているんですね。宅建業法では売主さんの物件が売れずに不利とならないように、情報のスムーズな開示で他の仲介業者の参加も促しているからです。
自由に販売競争をしてもらうんです。だからこの仲介手数料も値下げ努力してもらえるんです。
物件価格3000万円なら、6万円+3%で96万円ですよ!
これに消費税もかかりますよ。
あなたが足で歩いてすべて決めた物件ならどうしますか?
業者さんは何度もセールスをかけたり失敗して再セールスなどの費用が不要です。鴨がねぎ状態なんです。
それでも最大上限の手数料をハイッと払うんですよね?(オトナ~!)
3)仲介手数料の仕掛け
物件に絡む、ステイクホルダー?はどれだけ~。
まず売主、買主、仲介業者それに銀行、司法書士、税務署、リフォーム業者、関連消費の家具、家電、車などなどです。
でも出費で目立つ要素は、この売主側と買主側がそれぞれ払う仲介手数料です。
もし売主側の仲介業者さんが、買主さんを見つけて契約すると、どれだけも売り上げになるんでしょう。
両方から手数料がもらえるのを「両手」と呼んでいるようです。
2)の例では90万×2=180万円なんです。
長い間売れない物件などでは、業者さんも宣伝費や案内経費などがかさみますので、それなりの手数料でも経費だおれのケースが多いようです。
まず最初は仲介業者さんと最初に売買の依頼をたのむため締結する「媒介契約書」での手数料についての記載はよく交渉案を練ってからがいいんです。
4)(つづく)