芦屋さくら百景20 | 親王塚町
上下の酔倒あり花の陰一 茶
阪急電車の線路の土手で綺麗に咲いています。
土手の左は高架橋になっています。
土手の向こうはイカリスーパーがあって、
そちら側も桜並木が線路沿いの土手にあります。
宮川にかかる親王橋交差点の東北にこんもりとした杜が見えます。
宮内庁が管理している阿保親王の陵墓があります。阿保親王塚です。
親王は打出に住み芦屋の白砂青松の自然や村の人々を愛して、広く親しまれていたそうです。
親王塚町の地名の由来は阿保親王とのゆかりから名づけられました。
小字名の郷の本・堀の内は打出の古い集落だったのでしょう。
親王塚町は昭和のはじめの交通の発達によって新しい住宅地になったそうですね。
今では、阪神淡路大地震を契機に芦屋川を貫通した山手幹線の道路が
親王塚古墳の南側でこの町を横切っています。
ちなみにあの在原の業平(芦屋史と人参照)は阿保親王の次男坊ですね。
上下の酔倒あり花の陰一 茶
阪急電車の線路の土手で綺麗に咲いています。
土手の左は高架橋になっています。
土手の向こうはイカリスーパーがあって、
そちら側も桜並木が線路沿いの土手にあります。
二日酔いものかは花のあるあいだ芭 蕉
宮川にかかる岸ノ郷橋のたもとにある桜花です。
独立の1本だけの桜ですが存在感があります。
月花もなくて酒のむひとりかな芭 蕉
イカリスーパーの手前にある遊楽橋の土手の桜です。
陸橋や阪急電車も桜と対比しても地味なブラウン色でピンクが目立ちます。
昭和の風情です。
扇にて酒酌むかげやちる桜芭 蕉
宮川にかかる親王塚町の桜です。
見事な枝ぶりの櫻花です。