月極駐車場 | 街の不動産屋体験記
1)コインパーキング
街中に良く見かけるTIMESなどのコインパーキングがあります。
芦屋市内でも良く見かけるのは、
この間までお屋敷だった土地が、
いつのまにか無人家屋となって
更地になって、
以前の風景がどんな風だったのかな~
と感じますよね。
諸行無常~
やはり経済的合理性で進んでいますね。
まず所有者が家屋と土地を売却→デベロッパーや中間業者が買取り→
建設主確定までの期間の有効利用のため→コインパーキング業者に運用委託
→コインパーキングとして運用→マンション用地やオフィスビル用地として売却
→マンションや商業ビル建設
となるようです。
2)収入
街中の月極(つきぎめ)駐車場は、仮の姿なんですね。
この仮の姿が続いている土地は、たとえば前面道路が狭かったり、人通りが少ないなどで
用途価値が小さいので、駐車場生活から抜け出せないのでしょうね。
でも10台も停車できれば、
月収入2万円×20台=40万円、
年間480万円×20年=20年で
9,600万円になります。
結構ですね、もし
賃貸ハウスにすれば10軒分×賃料月10万×12ヶ月=1200万円の売り上げですね。
賃貸40年として48,000万円が見込めます。
建築諸費用を引いて、いくら・・?
3)駐車場仲介は不動産屋の特権ではない
この駐車場を人に紹介して礼金を得るサービスをするのには、宅建業法などの制約を受けません。
電話一本で、どなたでもできるのです。
もちろん自分の土地で駐車場を運営しても同様自由ですね。
代金の名目は礼金や敷金また車庫証明料などがあります。
不動産業者に対する規制は昔のバブル時代よりもっと前に手数料請求が青天井だった弊害があったこともあり、
あくまで土地家屋の売買時の仲介手数料が簡易計算で最大で売買額×3%+6万円と法規制されています。
ちなみに賃貸時の手数料は貸し手と借りての両方から最大1か月分だけと決められています。
ただ宅建協会員などでの慣習で広告料の名目で1か月分をとることがほとんどです。
ましてや駐車場利用の仲介業務は取引金額も小口なので、法的な条文はありません。
不動産屋さんに行けば、駐車場も扱っていますが、決して独占的な事業ではありません。
最近は、これら小さな駐車場オーナーのために全国的な駐車場ポータルサイトや貸主と借主のマッチングサイトもあります。
情報掲載料金はもちろん無料の場合もあるようですね。
※許認可などの詳細確認は各県の建設指導課などに問い合わせればいいでしょう。