第20回KIT読書会をいつものメンバーで開催した。今回は、白石さんのファシリテーションで藻谷浩介著「デフレの正体(角川新書)」を次のような事前課題に沿って実施した(一部詳細は割愛)。
1.この本のテーマであるデフレとは何でしょうか。
2.筆者によると、日本経済の問題は何でしょうか。
3.筆者は日本が抱える問題は、通説に反して「国際競争力の低下」でも「地域間格差」でもないと言います。あなたは筆者の説明に賛成できますか。
4.現役世代が減少し高齢者が増加すると、日本経済にどんな影響が表れると筆者は言っているでしょうか。
5.筆者は、1995年を境に生産年齢人口に関して大きな構造変化が起きたとしています。あなたは、P133ページの図をどう読み取りますか。
6.生産年齢人口の減少⇒日本経済の縮小⇒付加価値額の減少という悪循環に対して企業はどのように対応したのでしょうか。P157の図から何か読み取れますか。
7.筆者は生産年齢人口が減少しても個人消費の総額を維持するための施策として、3つの施策を提案しています。それらが実際に実行されれば、日本の問題は解決されると思いますか。
8.あなたが総理大臣だったら、どんな経済政策を打ち出しますか。
第15回までのKIT読書会はhttps://www.necture.jp/tokyo-essay2/part1.htmに整理してあるが、第16回以降は以下のとおりである。
・第16回KIT読書会 2009年11月28日(土)
『ハンバーガーの教訓』―消費者の欲求を考える意味
原田泳幸著 角川新書
・第17回KIT読書会 2010年2月20日(土)
『成功は一日で捨て去れ』柳井正著 新潮社
・第18回KIT読書会 2010年6月5日(土)
『幸之助論―「経営の神様」松下幸之助の物語』
ジョン P.コッター (著), 金井 壽宏 (監修), 高橋 啓 (翻訳)
ダイヤモンド社
・第19回KIT読書会 2010年9月11日(土)
『ダメな”システム屋”にだまされるな!』佐藤 治夫著
日経情報ストラテジー
・第20回KIT読書会 2011年1月22日(土)
『デフレの正体』藻谷浩介著 角川新書
(つづく)
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