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浜見平　〒253-0062

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地名の由来から

柳島（やなぎしま）
「水害に悩まされる」

水害に悩まされる。
相模川の河口の東側一帯をいう。
柳島一、二丁目、浜見平、柳島海岸と住居表示がされた。
昔このあたりは低湿地で、集落はわずかに高い地にあって、本村（ほんむら）と河岸（かし）に分かれていた。
長い間水害に悩まされた土地で、島という字もその地形を表したものだった。
浜見平の地名は昭和３９年に浜見平団地が出きるときにつけられた。
河岸はこの浜見平団地の南側の一角をいい、小字名は浜前（はままえ）、住居表示は柳島海岸である。本村から分かれた枝郷だった。
本村は柳島一、二丁目となった。
かって小出川は、鳥井戸の辺りで千ノ川と合流、今の浜見平団地の東側を通り、河岸の北側に出て相模川につながっていた。
現在のようになったのは関東大震災でこのあたり一帯が隆起して川の流れが止まり、新しい川を開いてからのことである。
昔はこの小出川を鳥井戸のあたりまで小舟が遡った。
そして河岸は船溜まりと船の積み荷の上げ下ろしの港になっていた。
相模川上流からの材木や薪、炭あるいは各村の年貢米を大きな船に積みかえて江戸に送っていた。
その回船問屋をしていたのが藤間家で今も続いている。
江戸末期に村の名主をした善右衛門は当時随一の文化人で柳庵（りゅうあん）と号していた。
書や歌、また世相の記録を残していた。「神奈川の百人」に県から選ばれている。
※引用：「茅ヶ崎町名由来」、神奈川新聞S59.6.1～連載の「地名ルーツ」（民族学平野文明氏）

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