Shall we dance? と東京のお奨め散歩路
Reference: Count the garden by the flowers, never by the leaves that fall. Count your life with smiles and not the tears that roll. ( Anonymous )
ゴールデンウィークの合間(5月2日)にお休みを貰って、カミさんとShall we dance? を観にでかけた。 日本版とどこが違うかと言えば、ジェニファーロペスが演じるポリーナの送別会には行かないと心に決めた夫"リチャード・ギアー"にダンスの衣装と靴を用意しておいて、自分は仕事に出かける"スーザン・サランドン"である。 大方の映画評にあるとおり、オリジナル版がパートに勤しむ専業主婦であったのに対し、この映画では大手デパートに勤めるキャリアウーマン役。彼女の演技によって日本とアメリカでの夫婦間の考え方や愛情表現の違いが明白になっている。 そして、リチャードが送別会に出かける前に彼女の職場に赤いバラを一本持って行き、彼女の職場(デパートなのだ)で夫婦が初めて踊るダンスシーンはすばらしかった。 スーザン・サランドンのホームページへのリンクは以下のとおり。 https://www.asahi-net.or.jp/~rn6d-hnd/people/susan_sarandon.htm この4月から前号でお伝えした金沢工業大学大学院東京虎ノ門校に通い始めた。 私の選択科目では水曜日と木曜日の夜間と土曜日が終日授業となる。 この土曜日であるが、朝10:30から始まるゼミを含めて、1科目90分の授業の合間は10分間の休憩があるだけで、お昼休みも30分、夜の20:40までの授業が終わってからも課題の復習をするために学校に残る院生も多い。 この一年は土曜日の趣味のテニスはしばらくお休み、終日座りっぱなしのため足腰の衰えが目に見えて分かる。 この対策のために土曜日は永田町と虎ノ門の往復は徒歩で通うことにしている。 この散歩路を紹介する。 コースは平日会社に通うために利用する永田町の6番出口から参議院議長邸の正門前の緩やかな坂を北海道東京事務所、星陵会館を右手に見ながら下り、現在勤務するコンサルティング会社が創業時にオフィスを間借りしていた十全ビルヂングを迂回しながら東急キャピトルホテルの前に出る。 天気のよい日は地上を歩くのもよいが、お奨めは東急キャピタルホテルの正面にある国会議事堂前駅の入り口から地下に入り、溜池山王駅に通じる地下道を歩く。 この国会議事堂前駅の入り口のエスカレータを下る時の頭上の景色は圧巻である。 真上を見ると全面ガラス張りの屋根に山王パークタワーが覆い被さってくる。 このビルがオープンしたときにはNTTドコモが入居し、サンマイクロシステムズの営業部隊もこのビルに入ったが、日本DEC時代に一緒に仕事をしたY・Tさんがサンマイクロシステムズのドコモ担当営業の部長だったので打合せに出かけたものだ。 彼はその後デルコンピュータに移り、今はSAP社でテレコム業界担当の営業責任者をやっている。 話がそれてしまったが、前述の国会議事堂前駅から南北線の溜池山王駅までの地下道がまたよい。この地下道の全長は150mほどあり、幅は15mほどであるが、ヒトはほとんど通らない。 この地下道の隣は新しくなった首相官邸があるのでかなり安全なハズ、私は何らかの有事の時はここに逃げ込もうと心に決めている。 この人気のない地下道を出た瞬間から一気にヒトが交差する。 山王パークタワーの地下一階の入り口と南北線の改札口があるからだ。 そのコンコースにはスターバックスコーヒがあり、急ぎ足で過ぎ去るビジネスパーソンとは対照的なゆったりとした時間がそこに流れている。 そこから溜池山王交差点近くで地上に出て裏路をとおり、昔お世話になった日本NCRの本社ビルがあったところの裏手に出て、アメリカ大使館とホテルオークラ下の交差点を左折する。 次に、現在の会社でお世話になった2002年FIFAワールドカップ日本組織委員会の事務局があった日鉱ビルを右手に見ながら直進し、愛宕一丁目交差点角にある愛宕東洋ビルへと向う。 このビルに金沢工業大学大学院東京虎ノ門校がある。 前号にも書いたが、この大学院の隣にある17森ビルは私が初めて東京で仕事をした場所であり、そこには東芝の電算機センターがあった(当時はGE社との共同開発だと聞いた記憶があるがTOSBAC-5600もあった)。 何か社会人としての自分の人生経路を歩いているようだが、所用時間は20分くらい、軽い運動になる。 (つづく)
(つづく)
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