ベルサール神田2Fホールで開催されたITmediaエグゼクティブフォーラムに参加した。基調講演は、松島桂樹氏(武蔵大学経済学部教授)の「IT投資マネジメント―投資効果の最大化を目指して」である。“bit.ly”の紹介に始まり、IT経営大賞の「八幡ねじ」の事例からレディネスの向上がキーワードとなっていた。Googleの英語翻訳では“Improved Readiness”(キーワード270万件)でどうも軍隊用語のようだ。
スポンサーがマイクロソフトということもあり、Windows Live、MS Project 2010の紹介へと続く。
このフォーラムのセッション2では、三井情報(MKI)の土屋哲雄氏(総合研究所代表プリンシパル)が「ITポートフォリオ評価手法と2つのコンサル事例の紹介」と題して、以下の3つの視点で講演されたが、「かなり難しくて理解をするには実践経験がないと無理ではないか」と感じた。
@個別案件評価とポートフォリオ評価の違い
AIT投資の配分と選択(入口)、IT投資後の資産と
仮想化導入効果(出口)の管理
BIT投資目的の分類(MKIモデル)
詳細は割愛するが、上記の視点Bではビジネス目的にフォーカスし「攻め」と「守り」の投資に分類して、IT投資を管理することを提唱していた。
当日のアジェンダを添付する。
私事ではあるが、KITを卒業後2007年夏から年末まで「CIO(の特性)とIT投資評価の関係」というタイトルで某大学院の後期課程の研究を進めていた時期があった。この研究計画書の最終段階(選考)の3週間前に次女が難病にかかり入院し、その後1年間の闘病時期があったが、今でもその研究計画書を読み返すことがあり当時を懐かしく思う。
三年という時間の経過があったから整理できたことかも知れないが、次女の難病や長女の看護師国家試験へのチャレンジに伴う孫の世話など、天がくれた試練だったのではないか?
あの運命を受け入れたことによる自分自身への負担の軽減は計り知れなかった。Let it be.という言葉が真意と合っているかどうかは分からないが、越中おはら節にある「浮いたか瓢箪軽そーに流れる、行くさっきゃ(先は)しらねーどあの身になりたや」の心境である。
ところで、2012年を目指したクラプトン・バンド(仮称)であるが、課題曲が決まり毎週日曜日の夜は、自己練にあてることにした。練習記録「6/13: Layla, Nobody Knows You When You’re Down And Out. 6/20: Before You Accuse Me, Tears In Heaven. 6/27: Before You Accuse Me, Nobody Knows You When You’re Down And Out, Alberta, San Francisco Bay Blues. 」
(つづく)
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