■ 2001年9月21日(金)

 「自己破産」か「自助努力」の選択(その2)


Quote…Unquote: Try not to become a man of success but rather to become a man of value.
- Albert Einstein (U.S. -Swiss -German physicist and Nobel Prize winner in Physics, 1879-1955)

 成功者になろうとするよりも、価値ある人間になろうとすることだ。


 前号(2001年9月2日、29話)の続編である。

 ひざの半月板損傷の外科手術を受けて入院していた母が、来週には退院できることになった。
 9月2日に川越に帰ってきてから、母の入院先の病院へは2〜3日毎に電話連絡を入れた。

 これまでに母や親戚筋と話し合ってきた事は以下の通りである。

 

1.自分で歩く事ができるまで入院する事。
 中途半端な治療の途中で自宅に帰れば、実家には86歳になる祖母がいるため、老人が老人を看るという負担に耐えられないことは"火を見るよりも明らか"である。
 横浜の叔母が8月末から伏木の実家に来てくれて、1ヶ月余り祖母と暮らしてくれた事は、どんなに助けられた事か、言葉にいい尽くせぬ!

2.振り出した手形に関する対応。
 振り出した手形の主管銀行と、手形を受け取っている仕入先に現在の状況をきちんと話しをして、どうしたら良いか、誠意を持って相談する事。
 このお互いに厳しく、せちがないご時世であるが、皆さんが手形期日の延長や支払いの先延ばしに応じて頂いた事に感謝、感謝! 

3.私にできる事。
 私が保証人となっている国民生活金融公庫の借入れ残高の全額返済。
 本件は、私が勤務する会社の社長に概略を話たところ、低利にて用立ててくれることになった。
 昨日、私の銀行口座に会社から振込まれていたので、早速、国民生活金融公庫に全額返済の手続を取った。
 この返済額は、私の2年分の小遣いである。(トホホ・・・)

 

 母が自分の意志で決めた「自助努力」の決断については、まだまだこれから先どうなるか余断を許されない。しかし、国民の税金(血税)を注ぎ込んで、助けられている大企業の経営者よりは、世の中に対して価値のある決断と努力である事に胸を張って生きて行って欲しい。

 話題を変えたい。

 今日は、これまでお世話になったS・Fさんの"退職&マルタ島への旅立ち"へのお祝いを六本木のSatin Dollで催した。
 19:00ちょうどにSatin Dollのある六本木ビルアネックスに到着。
 エレベーターにちょっとあやしいYさんぽい「OGさん」が同乗してきて2人きりになった。

 このすごいオーラを放つ人物と同じ4Fのフロアーに降り立ち、「どうぞ!」なんて、エレベーターの開くボタンを押されながら声を掛けられ、緊張しながら店内に入った。

 ステージが始まるや、あの「OGさん」が大友義雄さんと分かり、なんともはや冷汗ものであった。

 今日のメンバーを以下に紹介する。
 (大友義雄 As. カルテット)
  福田重男 P.
  坂井紅介 B.
  村上寛  Ds.

 正統派Jazzのステージに同席したG社M社長が「大友さんの演奏は20年以上前に新宿のピットインで聞いて以来ですよ。
久し振りに心が洗われたような、懐かしい気分に浸る事ができましたよ」との事である。

 S・Fさんは充電のため、今月末から1ヶ月半あまりマルタ島に出かけるとのこと。
 彼女の「これからの人生」と大友さんのJazz人生に乾杯!(^o^/"

 (つづく)

-P.30-

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