■ 2003年1月27日(月)

 IBMフォーラム2003と法政大学XRM研究会


Reference: Dr, Tobin's Comments (Apr. '03, Business English from NHK radio)
Mr. Harris talks about what it takes for companies to succeed in Japan. He notes that although Japan has changed in many ways, what it takes for success has changed. It all boils down to the 3 "P"s that he introduces in the interview.
(See from Page 57 in the text book)

 日本IBM社データマネージメント事業部のM氏と全日空ホテルにて待ち合わせ。
 このM氏は、私が現在勤務するコンサルティングファームに移ったときと同じ頃に日本DECからInformixへ転職した。
 彼はそのInformixが2001年にIBMに買収されたため、今は日本IBMのデータマネージメント事業部に所属してDB2等のデータベース製品を販売している(断っておくが、彼はDECではSE職であり、技術的造詣が深い営業マンなのだ)。
 彼とは日本DEC時代にW証券のトレーディングシステムの開発プロジェクトで一緒に仕事をしたことがきっかけで今もお付き合いが続いている。
 当時、私が所属していた製品開発本部ではバブルの申し子ともいえるような金融機関のプロジェクトが目白押しだったため、各社のホスト系/オープン系コンピュータとの接続のための通信プロトコルの開発が盛んだった。

 W証券のホストコンピュータがUNISYSだったので、UNISYSのASCOT/AHAに対応したオンライントランザクションのトレーディングデータをVAXで取り込むための通信プロトコルを開発するためのプロダクトマネージメントを私が担当し、M氏はアプリケーション側のプロジェクトリーダだった。
 当時のシステム開発費は覚えていないが、私が担当したプロトコルの開発費用だけでも2億円くらいだった。

 前述のM氏から「IBMフォーラム2003」の案内状を頂いていた。
 この案内状だが、私の記憶が正しければ日本IBMが赤の、それも朱色にちかい鮮やかな色合いを使用したのは今回のDMが初めてではないだろうか?
 あのIBM Blueにこだわってきた会社が何かをかなぐり捨てて、それもかなりの計算でもって”勝負に出た”感がある。

 話題を変えよう。
 昨年4月から法政大学にいろいろお世話になっている。
 私は(品川駅港南口の再開発と再生への試行、45話)でも紹介した「プレMBA講座」以外に法政大学エクステンションカレッジが主催する「プロジェクトマネージメント」と「xRM研究会」の二つの講座に参加してきた。

 先週の1月21日(火)に開催された「xRM研究会」では、岡山のT百貨店を退職して東京に上京してきたW氏のプレゼンテーションを聞かせてもらった。
 中国地方では有名な地元の百貨店でCRMを実践してきたW氏のプレゼンは、現場のデータが豊富に盛り込まれていて大変説得力があった。
 W氏からは品川にあるZEAL社(DWHを得意とするSI会社)に就職が決まったとのメールを頂いた。彼はこれまでのエンドユーザの立場からシステムを作る側で、その経験を生かしていくことになるだろう。
 彼が単身岡山から東京に出てきた志(初心)と、このxRM研究会でお会いしたいろいろな方々から学んだこと、また、日本NCRリテイル事業部マーケティング本部長の吉川氏が忙しい中を彼のために時間を作ってアドバイスをしてくれたことを忘れずに。
 東京でのこれからの人生を有意義に生き抜いてほしいものだ。

 このxRM研究会を主催されている西島先生からは定期的なメールにてCRM関連の最新情報が配信されてくる。
 W氏の後に時間を頂いて発表した私のプレゼンテーション顧客志向システム(pdf, 約109KB)を添付しておこう。
 西島先生からのメール配信を希望される方、および当該プレゼンテーションへのご意見は「i-ninjya@green.ocn.ne.jp」までご連絡ください。

(つづく)

-P.50-

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