■ 2003年4月12日(土)

 号外:伊東潤さんの「歴史小説」が刊行されます


Quote…Unquote: If you can dream and never give it up, you can do it. -Shinobu

           If you can dream it, you can do it.- Walt Disney (U.S. film producer, 1901-66)

 号外。
 元IFS Japan副社長でいらっしゃった伊藤潤さんの歴史小説が刊行されます。
 作品は名は『戦国関東血風録 北条氏照・修羅往道』とのことです。
 (前回までご案内していました『関東大乱 〜修羅の往く道〜』から
  出版社の意向によりタイトルが少し変わったそうです)
 出版は歴史専門の叢文社より。
 書店に並ぶのは5月中旬だそうです。
 伊東さんから頂いたメールによりますと、本の内容は以下のとおりです。

 

『戦国関東血風録 北条氏照・修羅往道』
関東平野。
この広大な沃野をめぐり、群雄たちの熾烈な戦いが繰り広げられた戦国時代。
(中略)
信玄の武相侵攻、三増峠の決戦から北条氏の滅亡までを、武闘派氏照を中心に
描いた当作品は、『武相蹂躙』、『越後愛惜』、『上野乱紋』、『関東大乱』
の四章からなり、それぞれ、武田、上杉、滝川(織田政権)、豊臣と北条家の戦い
を描く三十八万字の大作である。

北条家は戦国関東の地に立ち、何を見、何を目指したのであろうか。
北条家が頑なに守りつづけた存在意義(レゾンデートル)とは、一体何だったのか。
北条家と周辺勢力との衝突を縦糸に、中山勘解由と尭覚(修験僧)ら"武蔵野の漢"
の生き方を横糸に通して描く歴史大長編。

  

 以下、伊東さん本人からのメッセージです。

 「史実に忠実」を旨としていますが、小説ですから小田原の潮の香りと武蔵野の爽風をいかに伝えるかに腐心しました。
 これを本編としていますが、兄弟と一族、家臣それぞれの立場から北条末期を描きたいという思いは強く、同時進行連作という手法で、氏邦、氏規、景虎(本編中の『越後愛惜』に埋め込み)らの立場から外伝を書いています。
 本編が売れれば、すでに完成している『墨染めの鬢(山中攻防)』『神童落魄(韮山攻防)』なども次々と世に出すことができますので、引き続き、ご支援よろしくお願いいたします。

 (つづく)

-P.51-

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