入間市武道館において埼玉県剣道連盟主催の居合道講習会が行われた。
私的には「居合日和」と言いたい穏やかで暖かい一日だったので、板の間での5時間強の講習会も楽しいものとなった。
ちょうど一ヶ月前の10月3日(日)に埼玉県立武道館のアリーナで行われた昇段審査で初段に合格し、ようやく居合道のスタート地点に立てたこともあり、この講習会はグッドタイミングであった。
埼玉県剣道連盟の居合道部会「https://www.saitama-iai.jp/」には、約600名の会員がいるとのこと。
今日の講習会(正式名称は平成16年度「居合道第3回伝達講習会」)には、その六分の一にあたる約100名が参加したのだから、出席率としては高い数値ではないだろうか。
初段から三段の部は入間の井上先生が担当された。
私の所属する小川支部からは三段の先輩が5名参加され、同じグループとなったので、初めての講習会ではあったが、緊張することもなくリラックスして講習を受けることができた。
この日の井上先生の実技では、特に打突部位(文字的には打つ、突くところの意ではあるが、剣先がとおるところも含まれる)を意識させられた。
「どこを切っているんだね!」という厳しい言葉が飛ぶ場面もあった。
居合道講義は約一時間、渡辺先生と横塚先生のお二人が話された。
この横塚先生はなんと60歳から居合を始められて、もうすぐ88歳になられるという。
戦後の復興期に東松山でトラック一台から運送会社を始められて、現在は700台のトラックを保有する会社の会長さんでもある。
私は横塚先生より10歳若いときに居合を始めれたわけで、このような方が目標にいらっしゃることは大変励みになるものだ。
この講習会は内容の濃いものであるが、参加費は500円である。実際のところ、熱心な講師の先生方のボランティアで成り立っている。埼玉の居合道が盛んな理由の一つでもあるのだろう。
(つづく)
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