■ 2006年9月24日(日)

 埼玉県居合道連盟小川支部と百ミツの法則


 9月13日(水)居合道五段 岸野正男先生逝去。
 3日前の9月10日に道場で「君は姿勢がいい!」とにこやかに褒めていただき、とてもお元気そうだった。喉頭がんの手術をされてから、開口した喉元から絞りだすように話をされる。毎週土・日曜日の練習会の連絡や調整、支部総会の決算報告、忘・新年会に支部の旅行の幹事と、いつも笑顔を絶やすことがないその人柄は、小川の道場にはなくてはならない人であった。
 岸野先生は芸術家(居合も芸ではあるが)でもあった。カミさんと二人で出かけていった森林公園の写真展で金賞を取られた作品は、森林公園の自然とそこを散策する人達をすばらしい構図でシャッターを切っていらっしゃった。
 静寂の中に一瞬の光と刃音が鳴る中で、ぽっかりと空いた道場の一角を時々思い出しながら、竹澤先生、鶴岡さん、酒井さん、阿部さん、富本さん、大野さんと一緒に黙々と練習に励む。“一期一会”のひとときがここにある。

 前号でお約束した忙しいなかでの自分を忘れないための3か条をITコンサルティングの“オクイ・アンド・アソシエーツ社”(東京港区)奥井規晶社長が提唱する「3倍速仕事術」からご紹介したい。
 複雑に絡み合った100の仕事も、本当に重要な仕事は3つ、仕事は相手が求めることや知りたいことにピンポイントに応えないと要領をえない。
 【奥井社長の百ミツの法則】
@「タテ・ヨコ思考」で全体構造の把握
 ・タテとヨコの2次元で図解し、複雑な
  課題を分析
 ・軸をどう設定するかが決め手
 ・数字を使って客観化
A「So what?」で本質を追求
 ・自分に問いかけながら課題を掘り下げ
 ・What(何なのか)?、Why(なぜ)?、
  How(どうやって)?と繰り返し自問する
B「3軸理論」で視点をひとひねり
 相手の立場に立ったり、分かりやすい話に
 置き換えて物事の見方に変化を

 奥井社長が提唱するように「本当に大事なことはそれほど多くないはず」とは思うが、そこがなかなか実践できない。
 読者の皆さんはいかがなものか。

 (つづく)

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