■ 2006年12月9日(土)

 The war for talent(人材育成競争)


 平真一さんに初めてお会いしたのは、金沢工業大学(KIT)大学院 東京虎ノ門キャンパスの事務室だった。私の故郷の富山県で「平」姓と聞けばすぐに五箇山の出身ですかと問われる。時代は遡るが源平の合戦で平家の落人が隠れ潜んだ場所があの合掌造りで有名な五箇山であり、平村である。
 彼は地元の高専を卒業後、アメリカに留学し日本に帰国すると同時にKITの東京事務室に勤務したのだが、アメリカでは単身車を運転して東海岸から中西部を通り西海岸へ、帰りは南回りで東海岸に帰ったというツワモノである。つい最近、我が家に遊びにきてくれたときは、アメリカでの旅の写真にカミさんは大喜びだった。
 この平さんと事務室の皆さんのサポートを受けながら、卒業生が定期的に大学院に集まる「知創研」という活動のひとつに“読書会”がある。これまでの読書会の活動を以下に記録しておきたい。

 第1回:5月13日(土)「プロフェッショナル広報戦略(世耕弘成、ゴマブックス)」
 第2回:6月10日(土)「旭山動物園革命(小菅正夫、角川書店)」
 第3回:7月15日(土)「あきらめの壁をぶち破った人々(中尾英司、
            日本経済新聞社)」
 第3回の続編:9月16日(土)「    同上     」
 第4回:10月21日(土)「暗黙知の次元(マイケル・ポランニー、高橋勇夫訳、
            ちくま学芸文庫)」

 本日開催(第5回読書会)のテーマ本「The war for talent(人材育成競争)」については、添付のような質問書(pdf12KB)を事前に参加者に配布して反対、賛成派に分かれてディベートを実施した。

 参加者は、ビジネスアーキテクトコースの殿村慎一教授をはじめ事務室の平真一さんと、白石泰基さん、廣瀬かよさん、石田茂さん、吉川和也さん、甲斐淳仁さん、斉藤真秀さん、小坂典子さんと私の卒業生8名に、外部からは鈴木健さん、牧野典彰さん、加藤健治さん、中島豊太郎さん、星盛雄さんの5名の計15名であった。

 この読書会の模様は、KITのブログに平さんが5話に分けて掲載しているので、ご興味のある方は以下のURLにアクセスして頂きたい

http://blog.kitnet.jp/mt/tokyo/archives/archives/2007_02.html
http://blog.kitnet.jp/mt/tokyo/archives/archives/2007_01.html

 (つづく)

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