今年は一月から金融系のプロジェクトを担当した。
とは言っても前任のプロジェクトマネージャがへとへとになり、活きのいいのをアサインして、何とかプロジェクトを立て直そうとの会社側の思いを理解はするものの相手が悪い。
私も三か月頑張ったが12週で三人目のPMにバトンを渡した。
その直後に降ってきたのがグローバル企業の国内ネットワーク案件である。
国内だけ!と言っても社内は五万台近くのPCが接続されていて、その周りを取り囲む販売店やサプライヤー企業、数千社を接続するネットワークである。
このようなネットワークを24時間、365日動かし続けるための設計・構築、および運用監視のノウハウは一朝一夕にできたものではない。絶え間のない業務プロセスの改善があったからできるものである。昨日は汐留のオフィスでセキュリティ関連の課題について打合せをした。
同行してくれた同僚のNさんはISACA(情報システムコントロール協会)のCISA(Certified Information Systems Auditor)の資格を持つ。CISAは、情報システムの監査および、セキュリティ、コントロールに関する高度な知識、技能と経験を有するプロフェッショナルとしてISACAが認定する国際資格で、日本語では「公認情報システム監査人」と称する。
昨年11月に転職して、この4月に配属されたコンサルティング部には彼のようなスキルを持つプロフェッショナルが数名いて、ネットワークセキュリティのコンサルティング案件に取り組んでいる。
彼が30歳台で鍛えられ、仕事の礎となったのはT自動車におけるネットワークの仕事だったという。
この1ヶ月彼と通った本厚木のプロジェクトオフィスの近くにはトレーラタイプの“MOTOYA EXPRESS”がある。店長の梅川さんの笑顔に見送られて、香り高いコーヒーを片手に、焼き立てのパニーニで、今日も頑張ろう!
(つづく)
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