3月18日はカミさんの誕生日だったが、この日に某証券会社のシステム支援を依頼された。今日だけは勘弁してもらい、いそいそと家路についた。
翌日から関係者へのヒアリングを始めて、プロジェクトの共有フォルダーにある顧客との議事録および成果物を読み込んだ。
昨年12月から開始したプロジェクトだが、システム要件定義がまだ終わらない状況である。今年2月に大きなスコープ変更があったが、これまでに顧客とは14回の定例会を実施しながら業務のヒアリングをしてきた割には、要件定義が書けていない。
原因をいろいろ調べていくと、アクティビティの定義とそれに紐付く人的リソースが問題のようだ。よくある機能型組織のある部隊にこの要件定義を任せているが、その部隊の要員では要件定義に必要なスキルが満たせない状況なのだ。
こういう状況では、PMBOKでいう内外製分析を早めに実施し、外部の要員が必要な場合は、できるだけ早期に要員の手当てを実施する必要がある。また、当該プロジェクトにおける要件定義の対象となる業務システムがCTI(Computer Telephony Integration)系の顧客も経験のない新しいコールセンターの構築と営業店の業務プロセスを連携させるものなのだ。そして、その規模も全社で1万台以上のIP電話を導入するというから、半端ではない。
相当の業務分析経験があり顧客とのコミュニケーションもタフにこなせるIT屋さんが必要なのだ。今回お願いしたのは、長野ITCの村田茂之さんと、元ITC梁山泊在籍の
F氏のお二人である。
今日(4月10日)は、お二人がプロジェクトに参加してから2週目となり、少しずつプロジェクトの状況が良くなってきたことがメンバーの間で認識されてきたこともあり、私の離任日が来週末(4月18日)に設定された。
午後は、昨年から支援をさせて頂いているバンテック社(*1: Novell社NDS事例参照)訪問のため、平沼2丁目 西平沼橋そばにある石崎川プロムナ−ド「花の楽園」を通りながら客先に向かった。
https://www.city.yokohama.jp/me/nishi/
midokoro/
sanpo/sanpo15.html
この平沼寿伍録(すごろく)自治会が管理している"緑のオアシス"は、平成8年(1996)第10回ヨコハマ街かどの緑賞横浜市緑政局長賞を受賞したそうだ。
(*1: https://www.novell.co.jp/pdf/im2000/im200003-096-099.pdf)
(つづく)
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