第1回ビジネスプロセスイノベーション研究会をKIT(金沢工業大学大学院虎ノ門校)にて開催した。第1回は、アトリス社の安光社長にPEXAに関する説明をお願いし、このツールのビジネス活用を参加者にて議論した。
この研究会のアイデアは、約1ヶ月前の10月28日に安光社長の紹介により参加したビジネスプロセス革新協議会主催の「21世紀型情報システムの姿 〜データ一元化を基本にした「情報の海」を目指して〜」というセミナーの交流会に参加したときに生まれた。
http://b-p-i-a.com/cgi-bin/event/evt081028/seminar081028.cgi
私自身が、これまでユーザ企業の経営課題に対するIT化の計画、設計、実装、運用の各フェーズにおいて、ICT(Information Communication Technology)全般に関する知識と経験を生かしたコンサルティングを実践してきたこと、特に業務プロセスにおける課題を整理し、その解決策を考え、分かりやすく表現することに注力してきたことから、PEXAが持つ魅力に不思議なくらいスーッと吸い寄せられてしまった。
テーマと関連するが、私が前職のビジョンクエスト社で佐佐社長から教わりながら実践し、KITで研究したイメージは、右図のようになる。
具体的には、企業/組織におけるプロジェクト管理を基本に、業務分析においてEA(Enterprise Architecture)手法を使用し、業務プロセスを可視化することを現場の視点を大切にしながら実践してきた。
また、業務プロセスを支えるのは人であり組織であることから、人材の涵養(※大前研一氏提唱)が日本企業の最重要課題であると考え、IT部門の人材スキルの可視化と人材育成に関するケーススタディの研究と、その研究結果の現場へのフィードバックに注力してきた。
日本DECの先輩である安光さんが開発したPEXAの持つ潜在力を今後の研究活動と適応事例にて明らかにしていきたい。
(つづく)
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